アイーシャが住んでいるグリーンランドの王族専門の不思議なダンジョンを抜けてからは、
本当に一本道で、何事も無くお城に到着出来た。
僕が見た感じの印象は、どうやらここは正面玄関の様な感じを受けなかったりしたのだけど、
ただ目の前にあるのは何も変哲もない城壁が目の前にある・・・
しかし、アイーシャは慣れている様子で、何の変哲も無い扉に近づく。
アイーシャ「何も無い様に感じるけど、ちょっと不思議な仕掛けがあったりするのよ」
ファウド「何だか不思議な仕掛けがあるんだね」
アイーシャが何の変哲も無い扉に近づき、
何だか色々触っている様だけど、次の瞬間突然、人が余裕で通れる程の通路が壁に開いた・・・
そしてその通路を渡ると、眼前に広がる景色はとても手が行き届いている裏庭?の様に感じた。
ファウド「うわー、とっても綺麗な空間だね。」
「僕はこう言う景色を観るのは初めてだ・・・」
アイーシャ「私は毎日の様に観ていたのだけど、
でもこれも、グリーンランドを守っていく上で、見栄えって重要だし、
専属のお庭係りの手に本当に感謝してるわ」
ファウド「・・・」
ややアイーシャの顔から、曇った様に見えたのだけど、
多分自分の気のせいでは無いと思う・・・
ともかく、裏庭を進み、そしてお城に入り、様々な兵士達と会話をしながら要約たどり着いた謁見の間。
左右にとてもオーラのある兵士達よりも明らかに上の存在であろう方の中間に、
国王と思える姿が見える。
アイーシャ「父上、ただいま無事に解いてはならない封印石を奪還に成功しました」
グリーンランド国王「我が愛しい娘よ、この様な危険な任務を良くぞやり遂げてくれた」
「そうで無くとも、無事に帰還して来れただけでも、親として、
そして王としても本当にありがたい事だ」
グリーンランド国王「使いの者から既に話は聞いている、
ファウド君、私の娘を助けてくれて本当にありがとう」
「今日はアイーシャが無事に帰還してくれた祝と、君への歓迎の宴を開こうと思う」
「まだ時間はちょっと早いから、アイーシャ、ファウド君にこの城の案内を知ておいてくれな いか」
アイーシャ「ありがたきお言葉、ではファウド、宴の時間まで少々あるから、
ちょっと私がこのお城の案内を少しだけするから付いて来てね」
「じゃあまたね♪父上♪」
僕は最初は凄く息苦しく想えた神聖な場所に来てしまったのだと思いながら、
僕は自分は何一つ言葉を発する事も出来ず、アイーシャの最後のおヒョロけ具合が僕の緊張感を解きほぐしてくれた。
ファウド「僕はああ言う堅苦しい場所は悔しいけどちょっと苦手だけど、
アイーシャにちょっと尊敬しちゃった」
アイーシャ「私の父上だけど、国王でもあるから、一応形式の作法ってあるんだけど、
それ以前に本当の父上だからこそ、気も許せるし、そして信頼もされているの」
「あの場でファウド君は初見で国王に言葉を発していたら、むしろ危なかったし、
黙って居てくれたファウド君はとてもしっかりしていらっしゃる師匠の教えのタマモノかしらね」
ファウド「と言うか、僕はあんな緊張をしたのは初めてだったし、
今でも僕はちょっと怖い感じがするけど、なんだか僕はますますアイーシャって強いなって思ってしま ったよ」
僕を緊張感から解きほぐしてくれただけでは無く、
僕はアイーシャにこのお城を付きっ切りになって案内してくれているのだけど、やがて日が暮れ、
アイーシャが無事に帰還を祝う宴の時間が訪れた・・・
・・・王様なのに、僕は結構若く思えたのは気のせいでは無いと思ったのは余談になる。
- 2012/06/11(月) 19:59:53|
- 小説
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王に会うのは緊張しそう…
父上若々しいんですね
私がコメントするのが更新のプレッシャーになってないか
ちょっと心配です…
- 2012/06/14(木) 17:46:08 |
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- ダメ子 #-
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とても早くてビックリしてしまいます((((;゚Д゚))))
小説のほうは、更新するのにむしろありがたいぐらいですし、
しかしもしかしたら何週か抜けてしまうかも知れませんが、
自分はイラストを書くのも好きですし、小説も意外と好きだったりするのでご安心ください(^^♪
コメントが無くても何とか頑張ろうと思いますし、
プレッシャーが無いとむしろ書けなかったりするもですw
- 2012/06/14(木) 18:09:49 |
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- いさばや #-
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